2016年8月1日月曜日

2016/8/1 就活を「カッコ悪い」と思う学生は、変わり者なのか

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本日は専門学校でした。帰宅してからは資料を作ったり、あと名刺を切らしてしまっていましたので、暫定的な名刺を作ったりしました。名刺一つ作るのにも、以前に計画した補助金の経営改革も関係するので、気を使っております。

新しい名刺を持って、明日、明後日、新しいお客様のところに1件ずつお邪魔します。
明日は社会保険への新規加入、あさっては助成金関係。
どんな社長さんにお会いできるのか、大変楽しみです。


さて、本日は専門学校のお話しです。
本日は終日、学生の相談に乗っていました。
意外にも、夏休みに入ってからのほうが、学生の話を聞くことが多くなりました。
この要因は、私の時間的余裕が増えたこともありますが、多くは学生側によるものです。


なぜ、夏休みに就職相談が増えるのか。
私は、学生がカッコつけているからだと思います。


就職活動なんて、カッコ悪くて、やってられない。
できれば働きたくなんてない。
大人になんか迎合したくない。

…平気でそんなことを言っていた学生こそ、夏休みに頑張っています。

就職活動を頑張っているのなんて、恥ずかしい。
頑張っている姿なんて、見られたくない。
でも、やらなきゃいけないことは、わかっている。

…だからこそ、人目のつかない夏休みに、こっそり学校に来て、就職相談をしているのだなと感じた一日でした。


こう書くと、私たち大人は、とても学生を馬鹿らしく思うかもしれません。
「今どきの子たちだから」などと、思うかもしれません。
でも忘れているだけで、私たちもそんな時代を過ごしたはずです。
少なくとも私は、そんな不器用な彼らを、ほほえましく思い、むしろ自分の過去を見ているようで、共感します。


私の学生時代「受験のための勉強なんて、カッコ悪くてやってられない」という態度でした。
授業自体はまじめに聞いていましたが、なんとなく、「受験のための勉強は、身につくものではないのではないか」という思いがあり、定期テストの前も一切勉強しない始末でした。それでも高校までは、なんとかなりました。

しかし、大学受験で大失敗しました。両親に合わす顔がなくなるくらいに、責任を感じました。
結局、今まで受験勉強をしなかったツケを、浪人一年間はずいぶん払わされました。
カッコ悪いと思っていた受験勉強を、受験失敗したその日から、1年間365日やりました。
そうして、何とか希望通りの大学に進学することができました。


こんな経験がありますので、今の子たちが、特別「シュッとしている」「カッコばかりつけている」などとは思いません。


カッコ悪いことでも、やるときはやる。
そんなことに気付いて、自ら動くことができるならば、きっと力になれるはずです。
素直じゃない学生かもしれません。そんな彼らが成長していくことは、私たちの世の中全体で、とても重要なことだと、信じています。