2016年7月28日木曜日

2016/7/27 小さな会社を育てる、診断士の言葉


この比企地域9市町村の商工会が参加する地域連携事業があり、私もこの事業の予算で事務を行っています。

月1回の会議とセットで、商工会経営指導員向けの研修を行うのですが、これも受講させていただきました。

講師は中小企業診断士の先生がお二人登壇。
社労士とは全然目線が違うので、大変勉強になります。数々の企業の経営改善に携わった方の生の声は、刺激を受けます。


その中で、グッときた、洗練されたフレーズを紹介します。


1、
経営革新計画という言葉は、地域によっては拒絶反応を示すところもある。
この比企地域は、それがないのは、この地域の商工会が頑張っている証拠だ。

2、
実現しやすい経営計画は、必ず
 (1)設備投資 か
 (2)増員
を伴っている。これがない経営計画は、往々にして頓挫しやすい。

3、
社長は相手が信頼できるまでは、本音は言わない。

4、
聞き上手はうなずく。
だけど、経営指導ではそれだけではだめで、いいタイミングで「それは本当?」と、相手に対し、少しイヤな問いかけをしてみることで、経営者の本音が引き出せる。

5、
持続化補助金は今後も継続される可能性が高い。そして、順序でいえば
 ①経営革新計画が承認 されてから
 ②持続化補助金を取りに行く
のが、あるべき姿だ。

6、
様々な診断ツールがあるが、「SWOT分析」一つで十分。
いろいろな道具をそろえるよりも、使い方を変える。

7、
埼玉は、ある意味で恵まれている。
これだけ予算をとって経営計画に取り組んでいる地域は、ほかにない。

8、
業種で言えば、製造業と建設業。
これらは経営計画のメリットを享受しやすい業種といえる。

9、
人、物、金はない。
でも、時間があるなら、仕事のことををフェイスブックやツイッター、ブログに書き込め。
タダ同然でできる、宣伝活動だ。


「なぜそうなの?」と言い出したら、きりがありませんが、詳細説明を受けると、「なるほど」と納得するものばかりです。ご興味がありましたら、高橋までご連絡ください。

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